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takenoshita.org は、医療や社会福祉の制度に関して、海外の情報を共有し、制度に関する議論を深めていくために作られたウェブサイトです。主な対象は、医療、社会福祉の仕事に従事されている方々、政策立案に関わる仕事をされている方々、研究者の皆さんです。

さて、ご存知のとおり、イギリスでは国会(House of Commons)の選挙の投票日が木曜日に迫っています。このような歴史的な接戦で、財政、医療、外交など様々な点で踏み込んだ議論が展開されています。今日は、その中で、医療政策に焦点を絞って書かせていただきます。 [ more ]

日本と同様、イギリスでもより生活に密着した医療を提供するため、医療界と自治体の連携を進めている。地方自治を推し進める労働党政権の方針もあり、過去5年間様々な政策が打ち出され成功事例も出始めているが、全体としてみると連携は十分に進んでいない。 [ more ]

GDP比でみると日本並みに医療費を低く抑えているイギリス。政府は医療コストをどのように管理をしているのか? イングランドにおける医療費の効率化に向けた取組みについて、1)医薬品のコスト削減、2)治療のコスト効率の改善、3)医療機関の効率化、4)医療提供体制の見直し、の点から議論を進めていく。 [ more ]

イギリスの医療制度は、プライマリケア機能を軸に構築されていると言っても過言ではない。プライマリケアは、住民の健康増進と軽度の疾病、怪我の治療はもちろんのこと、各地域における医療の基準設定、2次医療への需要の調整など、大きな役割を担っている。本稿では、イングランドのプライマリケアについて、その役割、特に医療費管理、健康増進、医療提供体制の設計について成果と課題について話を進めていく。 [ more ]